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宇宙戦艦ヤマト de 絵日記

宇宙戦艦ヤマトのイラスト・漫画・感想。40代反抗期も終焉、こんにちは更年期!

2199『さらばドメルと言わせないでくれ!』(2)

2013.01.23
(2)-1

旧作どおり、七色星団でのヤマトとの決戦で圧倒的優位に立つも、逆回転したドリルミサイルによりガミラス主要艦隊をほとんど失ったドメル。

暗黒星雲に入りこんだヤマトに追いつき、ドメル艦から爆雷を投下するが、このままではヤマトに止めを刺すことはできない。

「ゲール。君は残っている者たちを連れて退艦したまえ!エリーサ、君もだ。」
「ドメル司令!?一体何を?」

dome_siyu_600.jpg


「自爆装置をいつでも入れられるようにセットしておけ!ヤマトの艦底部に接舷して、自爆する。」
「!!」

「これが私の最後の決め手だよ。ゲール君。」

「私もガミラス軍人のはしくれ、最後までお供させてください!」
「いけっ!反問は許さん!」

「----はっ!」

ドメルに敬礼して去るゲール以下数名の部下達。
エリーサはドメルの元へ向かおうとするが、部下達にすばやく腕を掴まれ身動きできない。

「手を離して!お願い!あの人の側へ行かせて!あなた!エルク!エルク!!」

saradome_anata_01.jpg

「君はもう一人じゃない。君のお腹の子が大きくなったらこう言ってくれ。父は、最後までガルマン・ガミラスの軍人であったと。」

「軍人なんかじゃなくていい!私は軍人のあなたを愛したんじゃないわ!エルク・ドメル・・・あなたを愛したのよ!」

「許してくれ、エリーサ。最後に君に会えて本当に良かった。」



ドメルはそう告げるとクルリと後ろを向き、手にしていた愛用のステッキを腰にさげた。
もうこの先は、そのステッキを用いて指示する者はなく己ただ一人だけの戦いだ。

エリーサは部下達により強引にその場から連れ去られ、鋼鉄のドアが冷たく重い金属音をたてて閉まる。


↓続き
(2)-2

生き残る確立は0・・・。
ヤマトごと爆破できる可能性は50%。

特攻なんてくだらない・・・常々そう思ってきた自分が、こういう最後を迎えるとは皮肉なものだ。

だがしかし、気分は悪くない。
寧ろ高揚している・・・と言っていい。

わが祖国とデスラー総統への忠誠の証を、今、示すことができる---。

前方パネルに映しだされたヤマトの艦影を捕らえて離さないドメルの眼に、炎が宿る。
エリーサや凱旋中に花束を持って駆け寄ってきた子どもに見せた優しい眼差しは、もうない・・・。

domel_kirifuda_350.jpg

”宇宙の狼”と恐れられる猛将ドメル---それが自分だ。今はそれでいい。
ドメルの滅びる時は、ヤマトも滅びる時だ!


ドメルの艦はヤマトの真下に素早く移動し、第三艦橋に接舷した。
ヤマトでは第三艦橋の乗組員が必死で逃げていることだろう。

だが、作戦を成功させるには一分の隙も相手に与えてはいけない。
狼の戦いとはそういうものだ。

ヤマトの艦長沖田との交信の最後にドメルは自爆スイッチに手をかけ、その引き金をゆっくりと引いた---。




「ガミラス星ならびに偉大な地球に栄光あれ!」




ただ戦うことを誇りにして、戦いに明け暮れた人生の中で、君は光だった。
ありがとう、エリーサ・・・。




(3)エピローグへ続く
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漫画とお絵かきが大好き。現在『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道物語』他松本零士作品がマイブーム。

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